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【お知らせ】むすびえ・こども食堂基金 2024年度秋募集 採択団体発表

こども食堂の皆さま、地域ネットワーク団体の皆さまを対象に実施した「むすびえ・こども食堂基金」2024年度 秋募集の採択結果につきまして、以下の通り発表いたします。

物価高騰等により日々の生活への不安を感じる人が多くなるなか、地域で支えあい、つながりあえる居場所としてなくてはならない存在となっている「こども食堂」。こども食堂の多様なニーズや新しい試みを、社会みんなで応援できるよう、多彩なコースを設定して実施いたしました。その結果、全国のこども食堂・地域ネットワーク団体より約550件の応募をいただきました。

活動に日々お忙しい中、丁寧にこども食堂活動に向けた想いや計画を記載した申請をいただき、ありがとうございました。物価高騰による運営費用負担が重い状況下で奮闘されている様子や、地域の課題への切実な思いが伝わってくる申請が多数ありました。

選考の結果、こども食堂326団体、地域ネットワーク9団体を採択といたしました。なお、まなび・キャリアをテーマにしたチャレンジ応援コース(Dコース)および、地域ネットワーク団体対象のEコースの2コースにつきましては、外部選考委員の皆さまと慎重に審議を行った結果となります。

不採択とさせていただいた団体の皆さまには、ご期待に沿えず、大変申し訳ございません。むすびえでは今後、申請書の書き方に関するセミナーや、各種情報発信支援の講座を開催予定です。これらの支援の活用につきましてもHP等でお知らせしてまいります。ご参照いただけましたら幸いです。

なお、本助成事業は、イオン株式会社、株式会社 NTT ドコモ、大同生命保険株式会社、個人等のご寄付からご支援を受けて実施しております。こども食堂および地域ネットワーク団体の活動に関心をお寄せいただき、ご支援いただけましたこと心より感謝申し上げます。

今後も、全国のこども食堂および地域ネットワーク団体の皆さまの活動の一助となれるような助成事業を続けてまいりたいと思います。


こども食堂基金 2024年度秋募集 採択結果

【こども食堂対象】
Aコース:食材支援                157団体
Bコース:“食のつながり”応援  94団体
Cコース:修繕・設備支援        72団体
Dコース:まなび・キャリアをテーマにしたチャレンジ応援  3団体
→採択団体一覧はこちらからご覧いただけます。

【地域ネットワーク団体対象】
Eコース:市区町村域ネットワーク支援 9団体
→採択団体一覧はこちらからご覧いただけます。

選考内容についての個別のお問い合わせには対応いたしかねます。ご理解くださいますようお願いいたします。
【参考 】募集概要URL 「むすびえ・こども食堂基金」2024年度 秋募集概要


以下、むすびえ・こども食堂基金選考委員の皆さまからのメッセージです。


選考委員長からのメッセージ

最近、こども食堂に参加する際、知人をお誘いすると「一度、行ってみたかった。行っていいんですね。」という反応がありました。その方の小学生のお子さんたちと参加、ご家族で楽しい時間を過ごされ、子どもたちは「また、来たい」と。

全国で10,000ヶ所を超えたこども食堂。まだ、行ったことのない方の間でも認知が進んでいると思います。ご興味がある方も増えていると思います。あと、一歩、一度足を運んでいただくきっかけが増えれば、こども食堂が、子どもたちのため、地域の交流のためになり、笑顔が増える場であることを実感される方がどんどんと増えると思います。そのためには、今あるこども食堂が元気であり、継続して活躍されることが大切ではと思います。

今回もむすびえ・こども食堂基金の選考に関わらせていただきました。僅かでも、そのようなこども食堂の発展にお役に立てているのであればありがたいと思っています。貴重な機会をいただいたこと、感謝しています。

慶應大学大学院非常勤講師
千住 孝一郎


選考委員からのメッセージ

こども食堂らしく、多様な関係者とつながり、地域資源を活用したユニークな申請が少なくありませんでした。一方、いわゆる助成金依存につながりかねない申請も少なくありませんでした。こども食堂は共感と、それに基づく寄付、ボランティアなど市民の参加を得やすい活動です。

助成申請する際には、助成期間終了後も見据え、助成期間中に自主財源やネットワークをどのように広げるかの工夫を申請書に示してほしいと思います。

また、Dコースの申請では、一時的に関わるプロボノに多くを委ねてしまう企画も少なくありませんでした。上記同様、一時的な外部支援を得ながら、どのように自立の道筋を描くか、アイディアを整理すると助成金採択につながりやすくなります。

認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
常務理事・事務局長
大野 覚


今回、「まなび・キャリアをテーマにしたチャレンジ応援」と「市区町村域ネットワーク支援」の審査に関わらせていただきました。

前者の採択団体の皆さまには、子どもたちが健やかに育つのに欠かせない「豊かな経験」を生み出せるよう、団体の強みを生かし、プロボノとの協力で新たな取り組みを進めていただければと思います。

後者においては、「中間支援」の役割や「ネットワーク」のあり方について見つめなおす機会をいただきました。ネットワークを構成する団体それぞれが対等につながりあって、思いや力を持ち寄れる仕組みづくりについて、ボランティアコーディネーターとしても皆さまと一緒に考え続けたいと思います。

ボランティアコーディネーター/コミュニティワーカー
青山織衣


【問い合わせ先】
むすびえ こども食堂基金事務局
2024grant@musubie.org

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