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久しぶりの開催。賑わいを見せた夏祭り。「ファミリーマート&むすびえこども食堂助成金」夏募集180団体からの報告

認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、むすびえ。東京都新宿区、理事長湯浅誠)はファミリーマート(東京都港区、代表取締役社長:細見研介)から、ファミリーマート店頭募金「夢の掛け橋募金」をお預かりし、「ファミリーマート むすぶ、つながる、こども食堂応援プロジェクト」を推進しております。
第7弾として、『ファミリーマート&むすびえこども食堂助成』夏募集〜繋がった手を離さない 今年の夏もこども食堂を応援します〜を実施しました。

新型コロナウイルス感染症が5類に移行してから初めての夏を迎えます。物価高・農作物の不作などまだまだ厳しい状況が続く中、久しぶりにみんなで過ごせる夏休みを、楽しいものにしたいという運営者の皆さまからの声がたくさん寄せられました。
全国のこども食堂の活動を支える一助になればと、今回の「夏募集」を実施したところ、今回は前回の春募集を上回る、過去最多の353団体のこども食堂の皆さまからご応募をいただきました。

団体の皆さまからいただいた報告からは、「子どもたちの夏休みの居場所になりました」「地域でお祭りをして大賑わいでした」「みんなで夏の思い出をつくることができました」など、皆さまの子どもたちを想う気持ちが伝わり、また、地域との繋がりや賑わいを感じることができました。
むすびえとファミリーマートは今後も「繋がった手を離さない」との気持ちで、応援をお届けしてまいります。


【こども食堂の方々からの報告】

給食がない夏休み。「少しでも手助けを」と地域に広がる支援の輪。

「夏休みの間、お出かけをしたり、子どもの宿題を見たり、給食もないため3食を準備することが大変だ」と保護者の声を聞いて、いつもより奮発をしてメニューを考え、ハンバーガーやから揚げ弁当にしました。また子どもたちがご飯を食べ終わっても、遊んで楽しい時間を過ごせるよう水鉄砲やシャボン玉を用意して、居場所づくりを心がけました。初対面同士でも子どもたちは自分たちでルールを考えて仲良く遊んでくれました。
とあるお母さんから、普段、小学校には人間関係のことから学校に行けていないお子さんが、外で楽しんで子どもたち同士で遊んでいる姿を見て、心から感動して、わざわざ感謝の気持ちを伝えてくださいました。また、片親家庭や、困窮家庭には地域の農家さんから提供いただいた野菜等やインスタント食品を無料配布して、少しでも食費が楽になるよう活動をしました。とにかく物価高騰で全てにお金がかかるようになってしまったため、大変喜んでいただきました。
(静岡県:こども食堂MAGOKORO)

支援が必要な子どもは夏休み中、家にいても食べ物がないなどで困っている子が多く、また、放課後等デイサービス、フリースクールを展開している法人であることから、支援が必要な児童を目の当たりにしています。そういった児童に「ただ食を提供する」のではなく、児童と一緒に食材を調理する体験をし、一緒に食べることで、集まって食べることの尊さや、自分でもやってみようという意欲を育みたいと考え実施しました。実際に参加された児童の保護者からは「家ではこんなに手伝いしないのに、ここでは手伝いしてくれている」「食体験の機会になっている」など嬉しい意見をいただきました。
また、ボランティアを広く募ったところ、高校生、大学生といった学生から、地域で暮らすご老人までも子ども支援に興味を持ち、参加していただきました。
ボランティア参加の方もまた、子どもたちと触れ合い、実際に支援が必要な児童が多くいること、食体験をはじめとした経験の少なさを知るきっかけにすることができ、地域コミュニティの醸成と子どもの体験において大変良い機会となりました。
(福島県:特定非営利活動法人わくわく)

コロナを乗り越え、広がりはじめた周囲への認知と地域との繋がり。

今回、通常の校内カフェ以外に助成金を活用することができるということで地域やPTAと連携し活動の機会を設けることができたことで、私たちの活動をより多くの子どもたちや住民の方々に知っていただくことができました。
夏休みの開催でお昼ご飯を提供したことで、中にはそのことで思い出づくりができた子どももいたようです。また、今回助成金により小学校開催時に児童館や児童クラブ利用中の子どもたちにも昼ご飯を提供したことで、保護者からは「お弁当や昼ご飯の準備が不要になり助かった」「一人ではなく、友達と食べたと喜んでいました」という声をいただきました。そのことから孤食への支援と共に物価高騰の中の働く保護者への支援の一助になったのではないかと思います。
(宮城県:虹色実行委員会『校内カフェRainbow』)

夏休みに昼食を提供し始めて3年目でしたが、徐々に活動が浸透してきて、周知も進み、食堂に来る子どもたちの数が増えました。またご支援くださる地域の方も増え、毎日開けていることでより支援も進み、食堂の存在が地域に根ざしたものとなっていることを感じています。保護者からは、「仕事に出るので、夏休み中の子どもの昼食に困っていたので、とても助かる」「毎日3食を作るのが大変なので、1食でもいただけるのはとても有り難い」という声を多数いただきました。
(東京都:子ども食堂カフェ北野)

通常開催も拡大。こども食堂で見れた地域の賑わいと子どもの笑顔。

地域のこども食堂の認知度がさらに上がり関心を持っていただける方が増えた実感が感じ取れます。「今度いつやるの?」などとお声かけいただくことも多くなりました。お祭りを開催するに当たっては近隣企業様からの参加という形でのご支援があり嬉しく思いました。コロナ5類移行からしばらく経ちますがお祭りなどのイベントで子どもたちの思い出づくりに関われたこと、子どもたちの笑顔をたくさん見られたことを通して、人との触れ合いを求められているのではないかと感じ、イベントの方もたくさん開催していきたいと考えています。
(大阪府:ボランティアグループやかみっこキッチン)

コロナ禍でスタートしたつばき食堂では、これまでほとんどがお弁当のテイクアウトで、一緒に食べることや、ましてや一緒に調理することは叶わなかったのですが、コロナの収束および今回いただいた補助金のおかげで、7月のカレーキャンプでは、地域の人たちと一緒にかまどでご飯を炊き、カレーを作ってご飯を一緒に食べる、まさに「同じ釜の飯を食べる」を体験することができました。また、9月のカレー弁当では、地元のお肉屋さんのご協力もいただきながら、どーんと1枚カツがのったカレーを提供することができました。これまで100食が精一杯でしたが、9月は150食を提供することができました。
(岐阜県:つばき食堂)

コロナ禍において制限されていた地域住民の方々同士の関わりを、特別開催を行うことで本来のそらいろ子ども食堂としての役割を再確認することができました。
特別開催では、おにぎりや綿あめ等の食事を提供したり、お面作りや宝探しゲームを行ったりなど、親子間だけではなく、その場で出会った人との関わり合いを多く持てました。特別開催には高校生も参加し、共に活動する中で地域の中での繋がりの大切さを伝えることができました。
また、食材配布の際にお菓子のつかみ取りを計画して行うなど、子どもたちが喜んでくれる企画とすることができました。
(新潟県:そらいろ子ども食堂)

【オンライン報告会】

10月末にオンラインでの報告会を2回開催し、助成を受けたこども食堂運営者からの活動報告、ファミリーマート担当者との意見交換を行いました。こども食堂の皆さまからは「給食がない夏休み期間中に食事の提供回数を増やすことができた」「夏休みらしいイベントを開催して思い出をつくることができた」などの声を聞くことができました。お忙しい中、参加くださった皆さま、ありがとうございました。

【ファミリーマート むすぶ、つながる、こども食堂応援プロジェクト」とは】

むすびえでは、みなさまの思いの結集である店頭募金「ファミリーマート夢の掛け橋募金」をお預かりし、これまでも「ファミマこども食堂」や「ファミマフードドライブ」など地域に寄り添い子どもたちの明るい未来のための様々な支援に取り組んでこられたファミリーマートさんとともに、「ファミリーマート むすぶ、つながる、こども食堂応援プロジェクト」を立ち上げました。感染症対策を徹底しながら子どもの居場所を守り、地域でつながり続けようとするこども食堂を応援したいとの思いから、助成事業を実施しています。

【『ファミリーマート&むすびえこども食堂助成』2023年度夏募集
〜繋がった手を離さない 今年の夏もこども食堂を応援します〜】

第7弾となる今回は、過去最多となる353団体のこども食堂の皆さまからご応募をいただきました。物価が上昇したり、参加人数の増加に伴い、食数の増加が求められたりなど、日々環境が変化する中皆様が試行錯誤されながらご活動されているご様子が申請書から伺われました。選考条件に照らし慎重に検討を重ね、180団体を選考いたしました。

助成対象期間: 2023年7月1日から2023年9月30日までの活動
助成金額:1団体当たり8万円

【問い合わせ先】familymart@musubie.org
(合田・常田・竹内・石井)

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