こども食堂運営者や居場所運営者の方向けに、「ファンドレイジング(資金調達)実践研修」のご案内です。
ファンドレイジングの理論を学びながら、自団体のアクションプランを作成し、実際に寄付、会費、助成金等の資金集めや仲間集めを専門家が伴走しながら実行する、ファンドレイジングの実践力を身につけるためのプログラムです。これから団体の活動を継続・拡大する際に、具体的な資金調達プランを考えたい方や、新たなファンドレイジングにチャレンジしたい方、団体の財政基盤強化としてファンドレイジングの専門家の伴走・助言がほしい方などはぜひご参加ください。
研修は、全7回の講義とグループワーク、個別相談を組み合わせた構成になっています。講師およびファンドレイザーの資格を持つ経験豊富な専門家4名がサポーターとして参加し、個別の相談受付や疑問点の解決、受講団体同士による学び合いを丁寧に支援します。また、本研修後も、希望団体には最長6ヵ月間、サポーターが団体のファンドレイジングを伴走支援する研修プログラムとなっています。
■定員:20団体
※原則、各団体2名以上での参加をお願いします。
※先着順とさせていただきます。
■参加条件
具体的にファンドレイジングを実践していく意欲が高い、こども食堂・こども食堂地域ネットワーク団体の方を中心に、こどもの居場所づくりに関する活動をされている方
※過去にむすびえが実施したファンドレイジングセミナー入門編に参加された方や、休眠預金等活用事業の実行団体など、ファンドレイジングに関する基礎的な理解を習得している方が望ましいですが、学ぼう・実践できるようになろうとする意欲が高い方であればその限りではありません。
※セミナー受講後に団体に持ち帰り、実践の実現力を高めるべく各団体2名以上での参加ができる方が望ましいですが、少人数で団体を運営されている等の事情で難しい場合その限りではありません。
※対象に該当するか分からない場合や、ご不明点はお気軽にお問い合わせ先(hello@musubie.org)までご相談ください。
■日時:
各日内容が異なりますので、全日ご参加下さい。
【ステップ1】ファンドレイジングの基礎を学ぼう!
1回目:2024年10月 9日(水)14:00-16:00
2回目: 10月17日(木)14:00-16:00
3回目: 11月 6日(水)14:00-16:00
4回目: 11月20日(水)14:00-16:00
【ステップ2】ファンドレイジングのアクションプランを構築しよう!
5回目: 12月12日(木)13:00-16:00
6回目:2025年 1月22日(水)14:00-16:00
7回目: 2月 5日(水)14:00-16:00
■実施方法:オンライン(Zoom)
※URLは、お申し込みの方に当日までにご連絡します。
■お申込方法:以下のチケット販売サイト「Peatix」よりお手続きをお願いします。
https://musubiefrzissen24.peatix.com
■申込締切日:
2024年9月30日(月)〆
■参加費: 12,000円(税込)
※団体からの参加人数によらず、一律で12,000円とさせていただきます。
※全7日間の研修・グループセッション・個別相談のパッケージでの参加費となります。
※欠席が発生する場合も参加費は変わりません。
※欠席の場合は、動画及び資料等をお送りすることも可能ですが、ワークや参加者同士の学び合いが中心となりますので、できるだけ出席していただけますよう、ご調整ください。
■内容:
【ステップ1】ファンドレイジングの基礎を学ぼう!
ゴール:
・ファンドレイジング実践に必要なビジョンや支援者の設定、具体的な手法を理解し、自団体での取り組みのヒントを見つける。
・ファンドレイジングの「最初の成功体験」をつかむ、小さなファンドレイジングのアクションに取り組む。
【ステップ2】ファンドレイジングのアクションプランを構築しよう!
ゴール:内外部環境分析や財源ミックスといったフレームワークを活用し、より実践的な手法を学び、ファンドレイジングのアクションプランを構築する。
【研修後(希望団体のみ)】アクションプランを実践しよう!
ゴール:専門家が伴走しながら、研修で構築したアクションプランを団体内で実践する。
※個別相談について
グループセッションで相談しきれない内容や、団体個別での相談がある参加団体に対しては、研修期間中、研修外の時間で1回につき最大60分(無制限)の個別相談を提供します。
※研修終了後の伴走支援について
希望団体に対して、実践研修終了後3-6か月の期間、団体事情にあわせて個別の伴走支援(1団体について1人伴走者がつき、メールやチャット、オンラインMTGで相談できる等)を提供します。
本研修は、日本ファンドレイジング協会が実施する認定・准認定ファンドレイザーの受験資格、資格更新に必要な選択研修のポイント取得可能な研修です。受講後、アンケート回答者には15ポイント付与されます。
●講師
【柿沼瑞穂】
群馬県生まれ。大学院で熱帯農業を学ぶなか、現場を体感しようと青年海外協力隊に参加。ザンビアで3年間活動をする。その後、政府系やNGOの国際協力団体で調整業務や外国人への研修指導員を経て、ファンドレイジング業務に従事する。熱意と体当たりの寄付や支援者確保に限界を感じ、ファンドレイジング・スクールで体系的に学ぶ。2018年より山口県を拠点に、日本ファンドレイジング協会認定ファンドレイザーとしてNPO活動に関わる。山口市の地域食堂「小郡みんな食堂」の立ち上げをきっかけに、山口県こども食堂支援センターの地域コーディネーターとなり、こども食堂の開設支援などを行っている。また、外国ルーツの子どもたちを対象とした「こどものための日本語教室」の立ち上げや運営にも従事している。
モット―は「まず動く」。
【久保匠】
日本ファンドレイジング協会プログラム・オフィサー。1993年北海道旭川市生まれ。大学卒業後、愛知県知多半島に拠点を置く福祉系NPO法人に就職し、障害者支援に携わる。2018年4月より日本ファンドレイジング協会に参画し、社会課題解決に取り組む法人のファンドレイジング戦略策定支援を担当する。2022年1月より独立し、ソーシャルビジネス、インパクトスタートアップの資金調達、事業創造、社会的インパクトマネジメント、クロスセクター連携創出を行っている。また、融資、助成金資金提供業務、Social Impact BondやPay for Successを活用した成果連動型の公民連携事業にも取り組む。様々なスタートアップや非営利組織の役員・アドバイザー、中京大学講師、経済産業省 北海道経産局事業『成長型中小企業等研究開発支援事業 オープンイノベーション・技術開発促進事業』専門家、上川町ソーシャルビジネスアドバイザー等も務める。
●サポーター
【石渡 賢大】
1990年生まれ、千葉県出身。2012年より損害保険会社で5年間勤務し、退職。善意が循環するNPOの運営の仕組みに共感し、東日本大震災をきっかけに設立された宮城県石巻市の一般社団法人日本カーシェアリング協会に参画。ファンドレイジング業務の他、災害支援、困窮者支援事業業務を担当している。認定ファンドレイザー、社会貢献教育ファシリテーター、日本ファンドレイジング協会東北チャプター共同代表。
【高田 佳奈】
公益社団法人岡山県文化連盟 主任。2008年の入職以来、県施設の指定管理業務や官民問わず多様な主体との恊働事業をはじめ、公立小中学校で子どもたちに本物の文化体験を届ける学校出前講座のチーフコーディネーターとして、年間 約 200 件実施する講座を総括。2017年からはおかやま文化芸術アソシエイツを担当、プログラムオフィサーを兼務。(公財)福武教育文化振興財団教育文化助成事業審査委員。日本ファンドレイジング協会認定ファンドレイザー。
【川野辺 雪菜】
東京都八王子市出身。東京外国語大学外国語学部を卒業後、2016年より一般社団法人全日本ピアノ指導者協会に勤務。ファンドレイザーとして、クラウドファンディングなどの寄付プロジェクトの推進や遺贈寄付、広報を担当。2023年1月に独立し、NPO・ソーシャルセクターでファンドレイジング、ビジョン・ミッションや事業計画の策定、社会貢献プログラム設計などの伴走支援を行っている。
●お問合せ
認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ
hello@musubie.org(担当:原囿・藤井)