休眠21年度通常枠 むすびえ事業「こども食堂をハブとした地域の資源循環促進事業−多世代がつながり子どもを見守るまちづくりを目指して−」の一環として、24年7月22日に熊本県のこども食堂中間支援団体「一般社団法人 熊本県こども食堂ネットワーク」とともに未来対話ワークショップを開催しました。
当日は、ファシリテーター(オーセンティックワークス 古江さん)を迎え、行政機関や社会福祉協議会、支援いただいている企業など15団体からご参加をいただきました。多くのステークホルダーがそれぞれの立場や地域からの多様な視点を持ち寄り対話する機会となりました。
<ワークショップの目的>
・社会、地域の未来について考えた上で、団体・組織の今後の立ち位置・役割や事業の方向性について対話し、意識合わせを行う。
・ステークホルダーとの間に連帯・連携がより育まれていく土壌を耕す。
<ワークショップ参加団体>
・熊本県 子ども家庭福祉課
・熊本県子ども食堂等応援事業コーディネーター
・熊本県信用組合
・熊本市 こども政策課
・人吉市 こども未来課
・八代市 こども未来課
・宇土市 子育て支援課
・大津町 福祉課
・菊陽町 子育て支援課
・熊本県社会福祉協議会 ボランティアセンター
・熊本市社会福祉協議会 総合相談センター
・人吉市社会福祉協議会
・合志市社会福祉協議会 こども支援センター
・あさぎり町社会福祉協議会 自立支援班
・多良木町社会福祉協議会 福祉活動専門員
・熊本県こども食堂ネットワーク
<ワークショップの様子>
前半のこれまでの軌跡を振り返るワークの中では、社会、地域、組織、個人の軌跡を会場全体を使って可視化していきました。地域の振り返りでは、熊本が過去15年の間で地震や豪雨被害などに見舞われたことに関してのコメントが多くあり、「災害の度に支え合って復興してきたことを改めて感じられた」や「災害に対しての取り組みとこども食堂の活動の高まりの関係性を感じた」など、熊本だからこその軌跡や誇りを全体で共有することができました。また、自分自身や他者のこれまでの活動を振り返りながら、過去の自分への承認や自己開示を行うことで、参加者同士のコミュニケーションが活発になりました。
このパートの最後には熊本県こども食堂ネットワーク代表理事の島田さんからも、改めて「県内の小学校区全てにこども食堂を立ち上げたい。その為にぜひ協働していきたい」という想いを全体へ共有いただきました。
後半はこれからこども食堂を取り巻く環境の変化によって、地域や自団体に起こりうる未来を参加者全員の観点を持ち寄りアウトプットし、未来の想定の幅を広げていきました。
想定されるトレンドの中で「地域の未来のために」団体として求められることや担っていく役割を、レゴブロックを使用したワークや対話をしながら検討しました。
最後に、イメージした地域の未来をつくっていくために、それぞれの団体が担っていく役割を検討し、他の団体への宣言を行いました。
ワークショップを終えて、
熊本県こども食堂ネットワークからは「お会いできていなかったステークホルダーもいた中でじっくりと顔を合わせて話せる機会となった。我々とステークホルダーだけでなく、ステークホルダー同士でも相談、連携できるきっかけになれたのではないかと感じる」、「ワークショップの合間にも今後の連携に向けた意見交換ができたので、次につなげていきたい」など手応えを感じていました。
また、参加者からは「小学校区全てにこども食堂が立ち上がるようキャラバンを行っていきたい」や「地域のこども食堂同士の関係性に課題感を持っていたので、今回の対話をきっかけにさっそく連携を図っていきたい」など今後に向けたコメントをいただきました。
今後も、こども食堂と地域の未来について、地域ネットワーク団体やこども食堂運営者が行政や社協などのステークホルダーとともに考え、連携が広がるきっかけとなる場を提供してまいります。
一般社団法人熊本県こども食堂ネットワーク:
2024.7.22(月)未来対話ワークショップを開催しました。 – 一般社団法人 熊本県こども食堂ネットワーク (kumamoto-ks.com)
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休眠21年度通常枠 むすびえ事業「こども食堂をハブとした地域の資源循環促進事業−多世代がつながり子どもを見守るまちづくりを目指して−」を引き続きご一緒に推進してまいります。
むすびえ 休眠預金事業:
休眠預金事業 – むすびえ (musubie.org)
【本件問い合わせ先】
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
休眠預金21年度通常枠事業 担当:遠藤、西川、光岡、佐藤、細谷、町田
kyumin2021@musubie.org