事例紹介

【愛媛県】「宇和島市こども食堂連絡会」に参加しました

講演の様子

9/1、「宇和島市こども食堂連絡会」が開催され、「地域での子ども食堂の役割を考える講演」にて理事長 湯浅誠が講師を務めさせていただきました。

もともと、こども食堂を開設しようと考えていた特定非営利活動法人U.grandma Japan(ユーグランマ ジャパン)の皆様。

特定非営利活動法人U.grandma Japan(ユーグランマ ジャパン)松島陽子さんの進行により会は進められました。

計画をしていた矢先に豪雨の影響で隣町が大きな被害に見舞われました。
PTA活動などを積極的にされていたメンバーがいらっしゃるU.grandma Japanの方々は、すぐに動き、炊き出しのコーディネートとして、企業と行政と力を合わせて1万8千食を作り、並んで受け取る方々と会話をして、涙しながら配膳することもあったとのこと。
地域の方々と協力して、辛い時期を乗り越えられました。

少し落ち着いてから、炊き出し拠点で出会った方々との関係も築き、こども食堂の立ち上げに改めて動き出され、「宇和島市子ども食堂(地域食堂)連絡協議会」が宇和島市との協働で開催されるまでに至りました。

講演終了後には、より具体的にお話を聞きたいこども食堂運営者の方やこれから運営を考えている方、高校生などが集まり、意見交換が行われました。
「高校生にできることはどんなことですか。」という高校生からの質問に対し、
運営者の方の
「どんなことでもいい。とにかく遊びに来て。それだけで子どもたちが喜ぶから。」
という言葉に、すっと背筋が伸び笑顔になった高校生の表情が印象的でした。

意見交換の様子

何か役割を果たさなければならない、役に立たないと行ってはいけないのではなく、ふらっと足を運ぶとそこに居場所があり、多世代がわいわいと想い想いに会話をしているこども食堂。

震災後の心のケアも各こども食堂では意識しながら運営されています。
炊き出しを意欲的にされたU.grandmaの皆様は今後の地域の避難所運営組織の指揮も任されたとのこと。

多世代が集い、笑顔が生まれ、いざというときに具体的に素早く動くことができるつながりの真ん中にこども食堂が見えました。
次は、居場所づくりとこども食堂の創設を新しい空間で検討されている皆様。
今後の活動も楽しみですね!

むすびえ 葛西 優香

運営者の方々が関わるお店「ごはん処お母ん」のすぐ近くにこども食堂と居場所を創設予定です

当日の様子は、メディアにも掲載されています。あわせて、ご覧ください。

◆47NEWS
https://www.47news.jp/3964906.html

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