あっちにもこっちにも
こども食堂

そんなやさしい未来をつくれたら、
毎日はもっとステキになると思う。

だれがやってもいい。だれが行ってもいい。
どこではじめてもいい。どんな形だっていい。

おいしくてたのしくて。いつもだれかがそこにいて。
ヒナタにいるみたいにふしぎと元気がわいてくる。

そんな居場所がある幸せを
全力であたりまえにしていこう。

この街には、さまざまな関わりが
息づいています。

公民館や保育園でこども食堂

ひとし君が眺めているのは公民館(A)でやっているこども食堂の案内チラシ。やさしいスーパーの店員さんや農家さんがいつも食材を届けに来てくれます。その隣にあるのは保育園(B)。フードドライブを実施していて、参加するお子さんたちには「余った食材は誰かにおすそわけ」という習慣が小さい頃から身についています。お寺(C)では食材配布(フードパントリー)を行いながら、即席の駄菓子屋を開催。今日習い事のあるひとみさんは、学校でもらったチラシを見て、ついでに行ってみようかなと考えながら下校しています。

おうちでこども食堂

さとこさんの自宅(D)は、2週に1回、こども食堂に変わります。いつも5〜6人をおうちに招いて、庭でとれるお野菜やご近所からいただいた食材でごはんを作ります。小学生のけんと君、つばさ君、それに最近ちょっと元気のない大学生のたくろうさんが常連です。たくろうさんは子どもたちの相手をすることで少しずつ明るくなってきたみたい。そんな様子を見て、さとこさんは実のお母さんのようにホッとしています。

コンビニでこども食堂

学校を休みがちなりょうすけ君の見つめる先には、コンビニ(E)の店員さんの姿が。月に1度開催しているこども食堂の呼び込みをしているみたいです。今日ならおにぎりや唐揚げが無料で食べられて、レジ打ち体験もできるそう。一緒にいるお母さんは、りょうすけ君が興味を示しているのを察して「行ってみる?」とやさしく声をかけています。

飲食店でお弁当配布
食品置き配

りなさんが受け取っているのは牛丼弁当。月に1度、チェーン店(F)が作ったものをマンション(G)の住民ボランティアの方々の協力を得て配布しています。りなさんは、小さい弟や妹、夜遅くに帰ってくるお母さんの分も受け取って帰ります。農家さん(H)は、通常のものと美味しさの変わらない規格外野菜をボランティアの方にいつも提供してくれます。ひとりで暮らしているご高齢のさちさんのお宅(I)で美味しく食べられているそうです。

小売店でお弁当
低価格販売・配布

チェーン店(F)は、マンション(G)での配布のほか、年に数回、子どもたちの長期休みの時期に低価格でお弁当を販売。年に1度は無料配布もしています。どこにでもあるチェーン店ではありますが、地域の食を支える重要な拠点になっています。

ファンイベントでこども食堂

スタジアム(J)では、ファンサービスを兼ねて、選手たちが3ヶ月に1度のこども食堂を開催。外国人選手は家族も連れて来ているようで、日本の地域住民と触れ合う貴重な機会にもなっています。サッカー好きの子どもたちは憧れの選手の話に聞き入り、自身の夢を膨らませているようです。

駅イベントでお弁当配布

駅前(K)では、ご当地名物のB級グルメ弁当が配布されています。今日は地元飲食店の宣伝を兼ねた、年に一度のこども食堂の日。大人も子どもも、お弁当を受け取って、駅に入っていきます。なんと、今日は特別に車両内でお弁当が食べられる「駅弁デー」。乗客者数が減るなか、鉄道会社が気軽に駅に来てもらおうと行っている企画です。わざわざ遠くからこのために来る鉄道ファンもいるようで、観光にも一役買っています。

公園でお弁当・駄菓子配布

学校の隣の公園(L)では、フードトラックが駆けつけ、お弁当の無料配布を実施。子どもたちはピクニック気分で、楽しそうにごはんを食べています。おうちで満足に食べられない子も、ここではみんなと気兼ねなく食事ができます。そのすぐ近くでは駄菓子屋(M)が出店を出しています。わいわいするのが苦手なけいこさんは、駄菓子屋のおばちゃんを相手に学校の話をしています。ふだんは登下校中の寄り道を禁止している学校(N)も、4時までに終わることを条件に、チラシを配るなど広報の協力をしてくれています。

フードパントリー・
フードドライブ

スーパーの駐車場(O)では、ドライブスルー方式の食材配布(フードパントリー)をしています。スーパーが無料配布して大丈夫かと心配する声もありますが、地域密着のアピールにもなって食品ロス削減にもつながると、オーナーは意欲的です。ゆうたろう君も、自分も誰かの役に立ちたいと、おうちから缶詰を持ってきました。

銭湯でこども食堂

はるかさんの月に一度の楽しみは、銭湯(P)で行われるこども食堂。さきさんのおうちはいつもお風呂に入れるわけではないので、広い湯船ではいつも大はしゃぎ。はるかさんはさきさんの喜ぶ顔を見るのがうれしくてたまりません(Q)。そのあとは隣のチェーン店でもらったお弁当でランチタイム。銭湯のあとのお弁当は格別です。

身近なところのこども食堂が一目でわかる

ガッコム・むすびえ こども食堂マップ

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