認定NPO法人
全国こども食堂支援センター・むすびえ

10月30日、一般社団法人リビングアメニティ協会(以下、ALIA)は、むすびえが協働し展開する「ALIAこども応援プロジェクト」の一環として、住宅設備・建材メーカー各社とともに千葉県千葉市の「ちばユースセンターPRISM」(以下、PRISM)を訪問しました。
この日は、ハロウィンイベントが開催され、地域の子どもや若者たちが訪れていました。

今回の訪問には、ALIA会員企業である株式会社LIXIL、パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社、タカラスタンダード株式会社の皆みなさまにもご参加いただきました。
PRISMにご支援いただいた「内装壁機能建材 エコカラットセルフ」の活用の様子や現場の声を聞いていただきました。
子どもや若者の“居場所”として
ちばユースセンターPRISMは、2024年度にスタートしたばかりの新しい拠点です。運営するのは、地域で10代・20代の若者支援を行う一般社団法人Spice(スパイス)。
同団体の郡司さんは、設立の背景についてこう話します。
「10代、20代の若者が自分のやりたいことを見つけ、チャレンジできる場をつくりたかったんです。
こども食堂のように“食”をきっかけにしながら、若者のエンパワメントを目指しています。」

PRISMでは、食事提供のほか、進路相談やイベント、地域の大人との交流など、多世代が交わる取り組みを展開。
郡司さんは「まずはここをモデルケースとして、行政と連携して市内外に広げていきたい」と今後の展望を語ります。
心地いい居場所を作りたい
PRISMでは、ALIAこども応援プロジェクトを通じて内装壁機能建材を申し込みました。選定の理由について郡司さんは、建物の特性と活動内容の両面を挙げます。
「もともとこの建物は湿気が多く、においもこもりやすい環境でした。
たくさんの人が集まる場なので、空気を快適にしたいと思い、エコカラットを申込みました。」
実際に設置されたエコカラットセルフは、室内の湿度調整や脱臭効果を発揮し、利用者にも好評とのこと。
「閉鎖空間のトイレで空の景色が見えるので、とてもいいなと思いました。」といった声も寄せられています。


見学後の感想を伺いました
現地を訪れたALIA会員企業の担当者からは、次のような感想が聞かれました。
「現場で実際に使われている様子を見られて、支援の意義をあらためて実感しました。」
「こども食堂といっても、若者支援や地域づくりなど多様な形があることを学びました。」
ALIA事務局の佐藤さんも、「こども食堂の居場所を快適にするため、様々なニーズがあり、ALIAこども応援プロジェクトで多様な商品を用意することが大切」と振り返ります。
ALIAこども応援プロジェクト 第6弾募集がスタートしています
ALIAこども応援プロジェクトでは、住宅設備・建材メーカー各社の協力のもと、こども食堂など地域の居場所への設備支援を行っています。
第6弾の募集は 2025年11月10日~25日まで。
今回もALIA会員企業18社26種類(合計106点)の商品・サービスをご提供いただいています。
支援を希望される団体の皆さまは、ぜひ下記リンクより詳細をご確認ください。
今回の訪問を通して、ALIAこども応援プロジェクトが生み出すのは設備・建材だけではなく、「人と人をつなぐきっかけ」であることを実感しました。
これからもむすびえは、企業と地域が協働し、子どもや若者が安心して過ごせる居場所づくりを応援してまいります。
取材日:2025年10月30日
訪問先:ちばユースセンター PRISM(一般社団法人Spice)
HP
https://chiba-prism.org/
Instagram
https://www.instagram.com/chiba.prism/
訪問者:一般社団法人リビングアメニティ協会(ALIA)/株式会社LIXIL/パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社/タカラスタンダード株式会社
一般社団法人リビングアメニティ協会(ALIA)
https://www.alianet.org/