認定NPO法人
全国こども食堂支援センター・むすびえ
人口減少、少子化・高齢化、コミュニティの弱体化、家族形態の変化に伴う孤食など類似する社会課題を抱える東アジア諸国にて、どのような市民社会、地域活動等がなされているのか調査を行なっている中で、連携がスタートした韓国ソウル市コンヌン青少年センター。

2025年10月16日、コンヌン青少年センター主催「2025韓国・こども食堂活動家大会」が盛大に開催されました。
コンヌン青少年センターとは、これまで対話的な共創セッションや大阪万博でのイベント発信などを通じて、連携を強めてきましたが、この日は、ソウル市にてこども食堂のイベントを開催。済州、釜山、大濠、光州など各地から、市議会議員や医療関係者、児童館や図書館の関係者や市民活動家など85名が参加しました。

三島からは、日本でのこども食堂の価値として、以下の3点にポイントを絞ってお話をさせていただきました。
①こども食堂を通じた食のサポートや食育・共食の意義
②年齢や立場を超えて人と人がつながり、ひとり親家庭や高齢者、外国籍の方など、地域の多様な人々の「居場所」の機能
③人と人、団体と団体・事業者など「地域のつながりの再生」

今後も、日韓のこども食堂運営者が互いの現場を理解し合い、行政制度や文化背景の違いを超えて共通する課題や解決のヒントを共有し、より良い活動に繋げていくだけでなく、エンパワメントしあえる関係性を構築していきたいと思います。