事例紹介

【三重県桑名市】湯浅誠講演&こども食堂勉強会が開催されました。

三重県桑名市にて、三重県こども食堂ネットワーク主催の運営者さんと立ち上げ希望者さんに向けたセミナーが開催されましたので、参加して参りました。

桑名市コミュニティプラザにて開催されました。


リアル会場とオンラインとのハイブリット開催でしたが、ワークショップを交えるなど、手の込んだ運営で一体感もあり、素敵な会となりました。

まずはネットワーク代表でNPO法人太陽の家の代表でもある対馬あさみさんのご挨拶から。

NPO法人太陽の家の対馬さん。

三重県内は昨年の40箇所から2020年11月現在で53箇所まで箇所数も増えたということで、活動が活発になっている三重県の現状なども踏まえつつ、参加者の方々への感謝の想いが伝わるメッセージでスタート。

オンラインの方々にもご挨拶する対馬さん。

続いて、副代表の近藤さんによる本日の趣旨説明から、参加者の自己紹介に進みます。タブレットを活用して、オンラインの参加者さんにもリアル会場の参加者さんの顔が見えるような仕組みはさすがの一言。

タブレットのカメラでオンラインの方にも会場の参加者を紹介する様子。

こども食堂運営者さんが多数でしたが、フードバンク伊勢さん、市役所職員さん、県会議員さん、市議会議員さんなども参加しており、また支援を受けている方も参加され、「どんな状況下でも活動できるという事を学んでいる」「私は支援される側だけど、それでも出来る事がないか学びに来た」「今日は三重県の南端から2時間かけて来ました!同じ地域でもっと仲間を増やしたい!」など嬉しいメッセージも飛び出しました。

ZOOMの参加者も大きく投影。

その後、ワークショップがスタート。

参加者同士でのディスカッションも盛り上がりました。


【子どもが抱える課題を書き出してみる】
 − 子どもたちの遊ぶ声が聞こえない
 − 余計なストレスが掛かっている
 − 性教育が行き届かない課題がある

【子どもたちにはどういう場所、人、モノ、コトが必要か?】
 − ちょっと歩けば行ける場所
 − ありのままを言える場所
 − 自由な大人との出会い
 − 愛してくれる人」

【あなたが解決したい課題は何ですか?】
 − 中・高生の居場所を作りたい
 − 希望を持てるようにしたい
 − 子供が安心して行きていける社会
 − 一人ぼっちと思う人を一人でも減らしたい

【自分に自分たちに出来ることはありますか?】
 − とりあえず動く
 − やれることからやる
 − できる範囲から始める

【他の人の協力が必要なことは何ですか?】
 − 同じ目線で動ける人たち
 − 多様な人たち
 − 理解してくれること

【あなたから協力者へメッセージを考えよう】
 − みんなが自由に繋がれる場所を作りたい
  └ 資金が必要だけど、まずは自分が動いて繋がりたい
 − 街の保健室を作って、こどもたちの悩みを聞いて上げる場所にしたい
  └ 場所も欲しいし、お金も欲しいけど、仲間が欲しい
 − フードドライブをやりたい
  └ どう声をかけていくべきなのか知りたい、
 − こども食堂が出来ない状況でやれることを考えたい
  └ どうしたら良いか分からないので、みんなに相談したい

その中でも「そもそも自分では活動してなかったが、今日の皆さんの話を聞いて、活動してみたいと思った」「凄く難しいコトだと思っていたけど、そんなに難しく考えなくても良いんだと分かった」というご意見も出たことが本日の個人的なハイライト。やりたい事が明確な人と、やりたい事がまだ明確でない人が一緒になる事が実は一番大事だな、人は人から学ぶんだな、と参加しているこちらが改めて学ばせて貰いました。

会場を周り参加者の意見を聞く対馬さん

続いて、湯浅の登壇へと続きます。

まずは全国アンケートの結果の報告から。
まだまだ約半数のこども食堂は再開が出来ない状況という報告があり、ここをどうクリアしていくかという話からスタート。

自粛によるリスクについての解説をする湯浅誠

続けて、日本小児科学会が発表している調査事例についても言及。学校の休校や予防接種の自粛、こども食堂が開催しないことなどによるリスクが高いという発表がされており、むすびえとしても如何に開催を後押しできるかを今後としても続けていくと名言しました。

その後、こども食堂がコロナ禍においても活動を続けていた事例を紹介。課題別の組織ではないから動ける、それがこども食堂だという「第2の自治会」という話も。「無縁社会」と言われる昨今、それが「生きづらさ」に繋がる、ただそれは「主観的」なものであり、「客観的」にならないと行政は動けない、ここをカバーするのがこども食堂であり、「繋がり続ける」という活動が行政には出来ない活動であり、唯一の「無縁社会」の解消に繋がる活動であるという紹介をしました。

その後、こども食堂を全国20000箇所に広げていきたいという「あっちにもこっちにもこども食堂」の活動の紹介へ。
高齢者の通いの場9万箇所、お寺7万軒、コンビニ5万軒という中、10%ずつでもこども食堂を開催してくれれば達成できるなという話をしつつ、見ている人は見ている、厚労省も動き始めた、企業からの支援も増えている、行政の中にも見てくれている人はいる、どうにかみんなでコロナ禍に負けず、今をしのいで、20000箇所にする事は諦めず、実現に向けて、社会を一緒に変えましょうというメッセージで締めくくられました。

終了後も湯浅、対馬さんを交えたディスカッションは続きます。

今回のセミナーも「第4回子供の未来応援基金」の助成により開催することが出来ました。

引き続き、むすびえとしても、オンライン、オフライン共に運営者さんをサポートする活動を続けていきたいと思います。

事例紹介一覧へ
トップへ戻る